OYK菌をレッドビーシュリンプに!

OYK菌の定期的使用で、レッドビーシュリンプの病気予防が期待できます!

食用のエビの養殖池で深刻な病気が発生して、大打撃を受けるニュースをしばしば耳にします。

これは、農業の世界でいう“連作障害”の原因のひとつと同じで、同一種を長期間飼育し続ける弊害といわれています。

 

最初は順調に養殖が行われている池でも、同一種を長期間飼育し続けると、病原となる細菌、ウイルス、寄生虫が養殖池に住みつくことがあります。

養殖池という、過密で閉鎖された飼育環境では、これらの病原体が増殖しやすく、一定の数を超えると発症するといわれています。

観賞魚の世界でも、これに似た事例として、20年前に海外の養殖場でグッピーエイズというものが発生しました。


弊社では、レッドビーシュリンプの養殖に取り組み始めて10年近くが過ぎましたが、これに似た現象を何度か体験しました。

大切に育てて殖やしたエビたちが、突然、外傷なども見られないまま、死んでいくのです。

病気がいったん発生すると、収束までに1〜2ヶ月かかり、その頃には水槽内の大部分のエビがいなくなっていました。

エビは薬に弱いため、水換えの頻度を増やしたり、ろ過を強化したりしましたが、病気が発生してからの処置ではなかなか良い結果は得られませんでした。

 

ところが、観賞魚用OYK菌の試験を開始してから、2年が過ぎましたが、OYK菌を断続的に添加している水槽で、この病気が発生しなくなったのです。

 

観賞魚用OYK菌は、ボトル1cc中に1,000,000,000(109)個、

つまり、10億個の菌体を含んでいます。

規定量の添加で、水槽水1ml中に100,000個(105)を添加することができます。

当然ですが、OYK菌は、エビや魚に対する病原性も全くありません。

 

レッドビーシュリンプのような、‘ 水量に対して飼育している生き物の量が、比較的少ない水槽 ’ に存在する一般細菌数が、1mlあたり2,000個を超えることはあまりありません。

底土やろ材に生息している菌数を考慮しても、そんなに多くはならないのですが、そこへ、規定量のOYK菌をご使用いただくことで、十分な量の有用な菌を補給することができます。

さらに、OYK菌は、菌体がズバ抜けて大きく、成長が速いので、水槽内の有機物を食べつくすことで、他の病原菌の繁殖を防止していると考えています。

 

 

OYK菌は、レッドビーシュリンプ、とりわけ稚エビの優れた餌となります。

観察していると、調子の良いエビたちは、常に手を動かして、底土、水草、流木の表面についている ‘何か’ を食べていることがわかります。

この ‘何か’ は、“デトリタス”といって、雑多な細菌、藻類、原生動物、植物、それらの死骸の集まりです。

 

もちろん、レッドビーシュリンプは、通常の餌も好物なのですが、稚エビの生残率を上げるためには、稚エビが常時食べることができる、このデトリタスを十分に用意してあげる必要があります。

そこで、OYK菌を定期的に添加すると、OYK菌を主体とした、病原性の無いデトリタスの層を水槽内につくることができるのです。

 

実際に、OYK菌をエビ水槽に添加すると、エビは、親も子も皆、動きが活発になり、しきりに餌を口に運ぶ動作が観察できます。

OYK菌は、稚エビが食べることができるデトリタスをつくり、稚エビの生残率を上げる手助けとなるのです。

 

さらに、流木を併用することで、流木自体がOYK菌や他のセルロース分解菌の餌となり、流木表面に、エビの好物であるデトリタス膜が形成されます。

これで、エビたちの大好物を24時間供給することができるのです。


OYK菌と流木、これらを通常の餌と組み合わせて、エビが喜ぶデトリタス環境を創りましょう!


流木の表面を擦り取って顕微鏡で観察した写真

エビが繁殖している水槽の流木表面に付着したデトリタスの顕微鏡写真(400倍)
OYK菌らしき細菌(白い小さな粒)が観察できます。

有害な有機物を分解し、エビが好む水質を創るのに役立ちます。

レッドビーシュリンプの祖先、香港ビーシュリンプは、香港島やシンセン郊外の山間部を流れる小川が故郷です。

ネットの動画でも見ることができるのですが、抽水植物が生えているきれいな水質の環境なのです。

植物が豊富な場所なので、水中にある、植物繊維系の有機物はそれなりに多いと思いますが、タンパク質系の有機物は少ない条件だと推測します。

 

一方、水槽の環境は、自然環境よりもエビの密度が高く、給餌もされるために、タンパク質系の有機物汚れが多くなります。

病原菌は、この有機物汚れを餌にしているので、水槽環境では病原菌が繁殖しやすいうえ、アンモニア、硝酸、リン酸が増えて、エビに好ましくない水質になりやすいのです。

 

そこで、OYK菌の出番です。

OYK期菌もまた、有機物汚れを餌にしています。

しかも、大きさは特大クラスで、病原菌も含めて他の菌を圧倒する増殖スピード。

水槽に添加されたOYK菌は、底土や、ろ材内部に棲みつき、病原菌に先行して水中の有機物をどんどん食べていきます。

こうしてタンパク質は、OYK菌によって分解され、アンモニア、リン酸、炭酸ガスなどになります。

そして、硝化菌(OYK菌とは違います)が、アンモニアを硝酸になるまで酸化した後、これらは植物に吸収されたり、底土に吸着されて無害化されます。

 

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